妊娠する可能性
妊娠は「性交したら必ずできる」というものではありません。
常に「可能性」という言葉がついてまわります。
なにせこれは、わたしたちの意志ではどうしようもなく、
また、目に見えないところで起こることですから。
「妊娠する可能性」とは、つまり「=卵子と精子が受精し、着床する可能性」
ということです。
ですから、排卵があると思われる時期を「妊娠する可能性が高い時期」、
排卵がないと思われる時期を「妊娠する可能性が低い時期」
という呼び方をするんですよね。
しかし、いくら「可能性の低い時期」でも、
決して「妊娠する可能性がゼロ」だとは言い切れません。
性交によって排卵が促される場合もあるので、
たとえ生理中であっても、可能性はゼロとは言えないのです。。。
妊娠が成立するには、結果的に見て、
ひとつの卵子とひとつの精子があれば可能なことです。
ですから精子の数が少なかったり、生理不順でも排卵さえあれば、
妊娠の可能性はあります。
また、射精は必ずしも膣内でしなければ妊娠の可能性がない、
とも言えません。いわゆる「我慢汁」にも精子は含まれているからです。
それにカラダが疲れているときには、本人は射精するつもりがなくても、
精子が漏れ出していることもあるのです。
女性は、生理がある限りは妊娠する可能性があり、
男性はいくつになっても、極端な話、死ぬまで生殖能力はあります。
つまり、生理のある女性は常に、妊娠する可能性はあるということです。
ですから、年齢だけで判断できるものではありません